2026/01/29
お布施は、ご葬儀や法事の際に、お世話になったお寺や僧侶の方へお渡しする、感謝の気持ちを表す大切なものです。
しかし、「表書きはどうするの?」「薄墨で書くの?」「中袋がある場合は?」など、いざ準備しようとすると迷う方もいらっしゃると思います。
本記事では、お布施の基本から正しい書き方、注意点まで紹介します。
お布施とは
お布施とは、読経や戒名授与などを行っていただいた僧侶の方に対し、感謝の気持ちとしてお渡しする金銭のことです。
単なるお礼ではなく、仏さまやお寺への感謝を示す行為としての意味があり、見返りを求めない「布施行」のひとつとされています。
金額に明確な決まりはありませんが、葬儀では3万円〜10万円、法要では1万円〜5万円程度が目安とされ、地域や宗派、関係性によっても異なります。
お布施の書き方
お布施には、表・裏があり、それぞれ以下のような書き方のルールがあります。
◼︎表面の書き方
封筒の上段中央に、表書きとして「御布施」または「お布施」と書きます。
下段中央に、喪主の氏名をフルネームで書きます。
薄墨ではなく、濃い墨の筆ペンや毛筆で書くのがマナーです。
◼︎裏面の書き方
封筒の裏面左下に住所、氏名、包んだ金額を記載します。
金額は、旧字体の漢数字で書くのが最も丁寧ですが、通常の漢数字を使用しても問題ありません。
また、「金 参萬圓也」のように、金額の頭には「金」、末尾には「也」を付けるのがルールです。
お布施を書く際の注意点
お布施を書く際は、以下のポイントに注意して準備しましょう。
薄墨ではなく濃い墨を使う
香典袋の表書きは、「涙で墨が薄まった」という意味を込めて薄墨で書くのがマナーですが、お布施は僧侶への感謝を表すものであるため、濃い墨を使います。
筆ペンや毛筆で丁寧に書くことを意識しましょう。
新札を用意し向きを揃えて入れる
感謝の気持ちを伝えるお布施には、あらかじめ準備していたことを示すために新札を用意するのが望ましいとされています。
お札を入れる際は、封筒の表面から見て、お札の肖像画が上に来るように向きを揃えて入れます。
まとめ
お布施は、単なる支払いではなく、僧侶とお寺に対する感謝の気持ちを表す大切な「布施行」のひとつです。
金額や表書きに明確な決まりはありませんが、濃墨で丁寧に書く・新札を揃えるといった基本マナーを押さえることで、失礼のない対応ができます。
お布施には地域や宗派で細かな違いがある場合もあるため、迷ったときは葬儀社や菩提寺に確認してみてください。